Freeストレスへの対処法は 七戸高で心の健康教室

ストレス発散法や心の危機への対処法を考える生徒
ストレス発散法や心の危機への対処法を考える生徒

青森県立七戸高(森田勝博校長)で20日、「自殺予防プログラム」による健康教室が開かれた。1年生89人が心の健康問題やストレスへの対処について、理解を深めた。

 同校では、生涯を通じたメンタルヘルスの基礎をつくるため、1年生を対象に、関係機関と連携した自殺予防プログラムを実施している。

 上十三保健所健康増進課の技師4人が講師を務め、ストレスと心の健康について説明。過度なストレスによって、悲観的な発想しか頭に浮かばず、その選択肢しかないように考えてしまう「心理的視野狭窄(きょうさく)」に陥ってしまうと話した。

 また、5、6人ずつの班に分かれ、それぞれのストレス発散法を紹介したり、心が折れるほど苦しい状態に陥った時の対処法を話し合ったりした。

 坂本大地さん(15)は「嫌なことがあっても自分一人で抱え込まず、周りの大人などに相談したい。自分が相談を受けたら安易に『頑張れ』などと言わず、相手の事情を把握して相談に乗りたい」と話した。

 
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