八戸市中心街の公共施設を会場とした初の音楽イベント「ヨルニワ」が１０日、開かれた。各会場には飲食屋台やキッチンカーが出店したほか、バンドの生演奏や歌が披露され、大勢の市民でにぎわった。

　市の施設の活用促進と、来街者の回遊を促すことで中心商店街への波及効果を狙おうと市が主催。更上閣、「はっち」、市美術館を会場に実施した。

　イベントは午後６～８時に行われた。このうち、市美術館前広場「マエニワ」では、八戸ジャズ楽団が出演。来場者はキッチンカーや屋台で購入した食べ物や飲み物を味わいながら、開放空間で軽快な音楽を満喫した。

　市文化創造推進課の下斗米一哉課長は「想像以上のにぎわいぶりで、会場を行き来している人も見られた」と、初開催の印象を語った。市は、出演者や来場者を対象にアンケートを実施しており、今後の公共施設の活用や中心街の回遊性向上に向けた施策につなげていく考えだ。

　次回は１０月１４日に開催予定。