Free【北奥羽の神社】地元の運営協が管理/岡三沢神社(三沢市)

地元では「岡三沢神社」として人々に親しまれている稲荷神社
地元では「岡三沢神社」として人々に親しまれている稲荷神社

正式な名称は「正一位稲荷大明神」だが、地元では「岡三沢神社」として広く知られている。宮司はおらず、「神の家」と呼ばれる山本幸作さん方を別当家とし、地元の運営協議会が管理している。

 三沢市史によると、集落の起こりは史料がなく詳細不明だが、“始祖”とされる山本家をはじめ野々宮、根岸の3家から始まったとされる。

 協議会の山本滋会長は神社が700年以上前からあったと推測。現在の社殿は1980年に建てられた。滋さんは「昔の小さな祠から、いろんな変遷を経て稲荷神社になったのでは」と語る。

 三沢基地の南東側に立地し、航空祭では広い駐車場が重宝される。1985年の台風で倒れた境内の巨木は年輪から樹齢千年近いとみられ、通り掛かりの米国人がチェーンソーで倒木の処理を手伝った。

 参拝に訪れる自衛官の姿も目立つなど“基地の街”ならではのエピソードもある。

【祭神】白狐
【御利益】五穀豊穣、家内安全、無病息災など
【縁日】3月11日、7月23日(新暦)
【御朱印】あり
【駐車場】約100台
【宮司】なし
【住所】三沢市岡三沢7の15の6
【電話】なし

 
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