Free逆境を“ひらり”東北大会へ 高校総体、棒高跳びの舘さん/六ケ所

舘癒織さん(中央)を激励する橋本博子教育長(左端)と戸田衛村長(左から2人目)
舘癒織さん(中央)を激励する橋本博子教育長(左端)と戸田衛村長(左から2人目)

5月下旬に開かれた第76回青森県高校総体陸上競技男子棒高跳びで4位入賞し、東北大会への出場を決めた県立六ケ所高2年の舘癒織(たていおり)さん(16)が9日、六ケ所村役場に戸田衛村長を訪ね、成績を報告するとともに東北大会での健闘を誓った。

 村立泊中時代、陸上競技部顧問の勧めで1年生の時から棒高跳びを始めた舘さん。体に合ったポールやマットなど必要な用具が十分にそろわず、部員が少ないといったハンディも乗り越えて走り込みや筋トレに励んだ。棒高跳びのバーを備えた同村大石総合運動公園での鍛錬も欠かさなかった。

 その練習は中学2、3年生時、上北地方中体連で連続して優勝、県中体連で3位と結実。六ケ所高でも棒高跳びを続け、県高体連で昨年、今年と入賞を果たし2年連続で東北大会への切符を手にした。

 同校の蛯名良一校長、古川武顧問と村長室を訪れた舘さんは、「県大会で飛んだ3メートル60が自己ベスト。東北大会は3メートル90から競技スタートだが、記録を残せるように頑張りたい」と意気込みを披露。戸田村長は「上位入賞を目指して頑張ってほしい。健闘を祈る」と激励した。

 東北高校総体陸上競技大会は15日から山形県天童市で開かれる。

 
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