Free住む?トレーラーハウス 移住希望者向け、2棟導入へ/東通村

東通村は本年度、村内の移住希望者向けにワンルームのトレーラーハウス2棟を導入する。6畳の居住スペースのほかにキッチンや風呂、ロフトのベッド、洗濯機など生活に必要な一式を完備。さらに災害で自宅が倒壊した人へ一時的に提供することも可能という。

 9日の村議会定例会本会議で物品購入の議案を上程、畑中稔朗村長が提案理由を説明した。事業費は3190万円。

 村企画課によると、導入は移住希望者へ迅速に対応するのが主な目的。地域おこし協力隊の今後の受け入れや、“お試し移住”の活用などを想定している。ハウスが空き状態の場合、災害などで住居を失った人が出た際、使ってもらうことも視野に入れる。

 同村砂子又の「ひとみの里」分譲地の一角に設置予定。上下水道など大規模な工事が不要なのも利点という。使用料などは今後検討する。トレーラーのサイズは長さ7メートル、奥行きが2・5メートル。

 村は7月中に1棟、秋までにもう1棟を順次導入する計画。同課の田中悟課長は「ぜひ活用してもらい、村への定住につながれば」と話している。

 
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