Free入院から退院まで一括支援 「患者サポートセンター」12日運用開始/八戸市民病院

テープカットで「患者サポートセンター」の開設を祝う関係者=8日、八戸市立市民病院
テープカットで「患者サポートセンター」の開設を祝う関係者=8日、八戸市立市民病院

八戸市立市民病院は8日、院内に整備した「患者サポートセンター」の開設式を開いた。センターは医師や看護師、薬剤師ら多職種が連携し、入院予定の患者を支援する総合窓口として機能する。12日の運用開始を前に、式典に臨んだ出席者が患者へのサービス向上や、業務一本化による職員の負担軽減に向け、決意を新たにした。

 センターは、これまで入院前の患者が各部門ごとに受けていた治療や服用薬の説明、入退院の手続きなどを、ワンストップで行えるよう新設された。病院の入り口近くに総合窓口や待合室、入院・がん相談室14室を設置。地域医療連携室、薬局、栄養管理科、医事課の職員計約60人が常駐し、患者のサポートに当たる。

 センター前で開かれた式典には、今明秀事業管理者、センター所長を兼任する水野豊院長、熊谷雄一八戸市長らが出席。テープカットで開設を祝った。

 水野院長は「準備から約3年をかけ、無事に開設までこぎ着けられた。患者の入院から退院までの負担を軽減し、満足度をより高めていきたい」と意欲を語った。

 
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