Free先輩の人生訓に耳傾け 八戸高で130周年特別講演 初回は三村知事

青森県立八戸高の後輩にエールを送る三村申吾知事
青森県立八戸高の後輩にエールを送る三村申吾知事

青森県立八戸高(谷地村克久校長)は25日、本年度に創立130周年を迎えるのを記念し、卒業生による特別講演「後輩たちへ」をスタートした。初回は27回生の三村申吾知事が講師を務め、在校生らに「自分のために学ぶ、学べる自由がある。それぞれの人生に向かって歩んでほしい」とエールを送った。

 特別講演は、さまざまな分野で活躍する講師に生き方などを語ってもらい、在校生らの進路に生かすことが目的。本年度中に全5回を予定している。初回は全校生徒と地域住民ら約750人が参加した。

 三村知事は「『選ばれる青森』への挑戦~確かな未来へ~」と題して講演。自身の経歴とともに、県知事として取り組んできた攻めの農林水産業や行財政改革、雇用拡大などの政策をユーモラスに紹介した。さらに「高校で学んだことが全部役立っている」「己の才覚を自分自身で伸ばせ」と呼びかけた。

 講演を聴いた生徒会長で3年の小泉乃々さん(18)は「トップとしての約束は必ず守るという姿勢が勉強になった」と話した。

 講演後、学校側から三村知事に花束が贈られたほか、応援団のエールと全校生徒による校歌斉唱も披露された。三村知事は取材に「先輩に熱いエールを送ってくれて、生涯忘れられない思い出になった」と笑顔を見せた。

 6月に行われる第2回の講師は、八戸市公民館館長で19回生の柾谷伸夫さんを予定している。

 
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