Free5類移行後も「安心して検査を」 八工大、検体採取BOX寄贈

八戸平和病院の濵田和一郎院長(左)に、PCR検体採取ボックスを寄贈した八戸工業大の大野和弘事務部長
八戸平和病院の濵田和一郎院長(左)に、PCR検体採取ボックスを寄贈した八戸工業大の大野和弘事務部長

新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが「5類」に移行した8日、今後の感染症検査に役立ててもらおうと、八戸工業大(坂本禎智学長)は同日、八戸平和病院(濵田和一郎院長)に「PCR検体採取ボックス Boxer Type2」を贈った。同院への検体採取ボックス寄贈は7台目。

 同大は新型コロナ禍における医療支援として、同院や八戸市民病院など市内の医療機関に対して、検体採取ボックスの提供や、専用病棟の換気状況を確認する試験などを行ってきた。

 検体採取ボックスは、内部から外にウイルスが漏れないよう陰圧化できる仕組みで、検査対象者が内部に入り、医療従事者が外側から手を入れて検体を採取する。

 八戸平和病院介護老人保健施設「ナーシング・オリーブ」で開かれた寄付贈呈式には、濵田院長のほか同大の大野和弘事務部長、工学部工学科の浅川拓克准教授らが出席。大野事務部長が濵田院長に目録を手渡した。

 濵田院長は「引き続き安心して検査ができる。これからも力を貸していただき、感染症に強い病院にしていければ」と感謝した。

 
お気に入り登録