青森県は２０日付の県報で、公衆浴場の入浴料金改定を告示した。４月１０日に施行され、大人（１２歳以上）４８０円、中人（６～１１歳）１７０円、小人（６歳未満）８０円になる。

　入浴料金は物価統制令に基づき、都道府県知事が上限を定める。対象となるのは一般公衆浴場２８１施設。大人が３０円増で、中人、小人がそれぞれ２０円増。大人は２０１６年、中人は１９９７年、小人は９２年以来の引き上げとなる。

　入浴料金を巡っては、燃料費高騰とコロナ禍などに伴う利用者の減少を受け、事業者らでつくる県公衆浴場業生活衛生同業組合が昨年９月、県に料金改定を要望。県が設置した有識者らで構成する県公衆浴場入浴料金協議会が１月、県に値上げを検討するよう意見書を提出していた。