Free「在宅当番医」年度末で終了 八戸市、急病診療所に機能集約

八戸市は、通常診療時間以外の急病人に対応するため、市医師会に委託している「在宅当番医」制度を本年度末で終了する。今後は、市医師会が指定管理者として運営する「市休日夜間急病診療所」に機能を集約する方針だ。

 制度は1960年度、全国に先駆けて開始。当初は市内の開業医が毎日交代で、夜から朝まで診療していた。だが、近年は医師の高齢化などを背景に、参加する医療機関が1桁台に減少。受診する患者も減っていた。

 さらに2020年6月、同市田向の市総合保健センターに急病診療所が移転し、機能が向上。市と市医師会が23年度の運営について協議した結果、制度を終了し、急病診療所への集約を決めた。

 市保健総務課は「発展的に解消することとした。今後、市民に周知を図りたい」としている。

 
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