Free入賞の受賞者たたえる/本社主催こども絵画コン

個性豊かな作品に見入る来場者=18日、デーリー東北ホール

デーリー東北新聞社主催の「第9回こども絵画コンクール」(特別協賛・DICグラフィックス)の表彰式が18日、八戸市の本社メディアホールで開かれ、感性豊かな作品を描いた受賞者45人、3団体をたたえた。

 青森、岩手両県の幼児、小中学生から2千点の応募があった。審査員5人が幼児、小学1・2年、同3・4年、同5・6年、中学の計5部門の入賞作品を選んだほか、特別賞と優秀学校賞を選出した。

 表彰式は新型コロナウイルスの影響で過去2年開かれておらず、開催は3年ぶり。本社の荒瀬潔社長は「絵を描くことは感性を磨く一つの手段。これからもいろんな発見をしながら絵を描いてほしい」とあいさつし、受賞者に賞状を手渡した。

賞状を手にする受賞者=18日、デーリー東北新聞社

DICグラフィックスの甲斐敏幸社長執行役員は「一人一人の個性が輝いていて、見ていて楽しくなった」と賛辞。審査委員を務めた八戸工大二高美術コースの庭田薫講師は「人との関わりが強く表れている作品が多かった」と講評した。

 「春の風景」を描き、特別賞に輝いた八戸市立三条中2年の佐々木彩音さん(14)は「近い所と遠い所のタッチを変えて花の描き方を工夫した。受賞できて良かった」と喜びをかみ締めた。

 全入賞作品95点は、20日まで本社1階のデーリー東北ホールで展示している。時間は午前10時~午後5時。入場無料。

 
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