Free八戸えんぶり17日開幕 32組参加、各行事ほぼ例年通り

2023年八戸えんぶりの主な行事日程
2023年八戸えんぶりの主な行事日程

約800年の歴史を誇る国の重要無形民俗文化財「八戸えんぶり」が17日、開幕する。2021、22年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止しており、3年ぶりの開催。今年は32の組と子どもえんぶり7団体が参加を予定する。初日に八戸市中心街で各組が競演する一斉摺(ず)りの会場を広げるなど感染対策を取り、各行事をほぼ例年通り行う。

 各組は20日までの4日間、勇壮な摺(す)りや舞で北国に春を呼ぶ。初日の17日午前10時に鍛冶町を出発するえんぶり行列は経路を短縮。これまでは神明宮前を通っていたが、今回は、十六日町からメインストリートの十三日町―三日町方面に向かう。

 中心街での一斉摺りは同10時半から40分間行われる。組ごとの間隔を広く取るため、会場は、従来の三日町、十三日町、ヤグラ横町、六日町に、十六日町も加える。

 市公会堂でのえんぶり公演は17、18日、一般公開は19、20日に市庁前市民広場で実施。幻想的な雰囲気が人気のかがり火えんぶりは、4日間を通して同広場で開催する。

 期間中は「はっち」などでもえんぶりを披露。予約制の「お庭えんぶり」は、17~20日に更上閣で各日2回上演する。18日には空間演出を施した特別公演を行う。

 
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