情報処理推進機構（ＩＰＡ、東京）主催の「第１８回ＩＰＡ『ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール』２０２２」の４コマ漫画部門で、三沢市立第一中２年の久保碧彩（あおい）さん（１４）が、青森県警本部から優秀賞を受けた。久保さんは「（作品を通じて）スマートフォンを持っている人も持っていない人も、個人情報の取り扱いに気を付けてほしい」と呼びかけた。

コンクールは、情報モラルやセキュリティーに理解を深めてもらおうと毎年開催。全国の小中高校生が対象で、昨年６月１日～９月１６日の募集期間で、５部門に計６万１９６２点の作品が寄せられた。４コマ漫画部門には６０１１点の応募があった。各都道府県の警察本部やコンクールを後援する事業所から賞が贈られる。

１０日、同校校長室で贈呈式が行われ、県警生活安全部サイバー犯罪対策課の上原健治課長が、久保さんに賞状を手渡した。

久保さんは、交流サイト（ＳＮＳ）に投稿した何げない写真から、個人が特定される恐ろしさを表現。「ＳＮＳ上では何があるかわからない。投稿する前に一度よく考えて」と身近な問題に注意を促した。