Free中心街彩る中学生アート 八戸二中のポスター掲示

生徒たちが制作したポスターを掲示する関係者
生徒たちが制作したポスターを掲示する関係者

八戸市中心街に市立第二中の生徒が制作した、八戸の魅力を詰め込んだポスターが掲示されている。空洞化が懸念される中心街のにぎわい創出や、まちづくりへの参加を目的に、同校PTAが企画。ウミネコや合掌土偶、せんべい汁など八戸を代表する文化や食が描かれ、街なかに新たな彩りを与えている。

 市の奨励金を受けて本年度実施している「二中まちなかカレッジ ポスターボードアップデート事業」の一環で、生徒有志11人が制作に参加。昨年7月には中心街を視察し、商店街関係者から現状や課題などを聞くなどしながら、ポスターのイメージを膨らませてきた。

 3日はPTAや商店街の関係者が三日町と十三日町の目抜き通りに点在する箱形の変圧器塔にポスター7枚を掲示した。

 商店街振興組合三日町三栄会の類家徳久理事長は「生徒が八戸の魅力を広めようと思って制作してくれたことがうれしい」と感謝した。事業を企画したPTA顧問の小瀬川喜井さんは「子どもたちにはこれからも、八戸の未来に向けたまちづくりについて考えてもらいたい」と期待を込めた。

 青森銀行八戸支店では6~24日にポスターのレプリカの展示を行う。

 
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