青森県立十和田工業高（佐藤努校長）は１９日、著名人講師による進路講演会を開いた。ダンス＆ボーカルユニット「りんご娘」などが所属するリンゴミュージック（弘前市）の樋川新一代表が講師を務め、全校生徒３６５人に対し、夢を持つことや人間力を高めることの大切さを伝えた。

　講演会は４年ぶり３回目。生徒の職業意識の向上を目的に実施した。

樋川代表は「置かれた場所で夢を叶（かな）える～地方活性化　アイドル達（たち）の挑戦～」と題し講演。エンターテインメント業界に参入するきっかけや、アイドルが少ないの県内で活動を軌道に乗せるまでの苦労、所属タレントを育てる上で大切にしていることなどを紹介。「夢とは、考えると少しわくわくすること。今のうちにたくさんわくわくすることを持ってほしい」と訴えた。

　また、講演会の後半では「りんご娘」によるライブを開催。昨年４月の新体制後初めてのシングル「りんごに恋したマメコバチ」など６曲を披露し、会場を大いに盛り上げた。メンバーのピンクレディさんは「可能性を信じて一緒に頑張っていけたら」とエールを送った。

３年生の小原勢琉（せる）さん（１８）は「若いうちに夢に向かって情熱を持って取り組むことの大切さを学んだ。（りんご娘は）青森県を広めようと頑張っていてすごい」と話した。

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