Free演目多彩、伝統継承へ決意新た 田子町文化協会50周年

記念公演で民謡を披露する出演者

田子町文化協会(簗田孝芳会長)の50周年記念式典が22日、町中央公民館で開かれた。地域の文化振興に貢献した12人を表彰したほか、加入団体が多彩な演目を披露して節目を祝い、伝統や技術の継承へ決意を新たにした。

 同協会は1972年に16団体が加入して発足し、最盛期は25団体ほどに増えた。現在は15団体が所属しており、田子神楽やナニャドヤラなどの伝統芸能、短歌や民謡、相撲甚句などの文化活動に励んでいる。

簗田孝芳会長(右)から功労者表彰を受ける中村春治さん

 式典では、簗田会長が功労者に表彰状を手渡し、「高齢化や後継者不足などの課題を乗り越え、協会が60、70年と発展を続けるよう努力する」とあいさつ。

 山本晴美町長は祝辞で「既存団体の技術や成果を継承するため、活動や作品を多くの人に見てもらえるよう取り組みたい」と述べた。

 記念公演では、田子神楽保存会技芸部の神楽や演芸せきれい会の民謡唄、マノアリノフラスタジオのフラダンスなどが披露された。

 表彰を受けた功労者は次の通り。(敬称略)

 ▽40年表彰 原菊次郎(みろく吟社、協会加入年数47年)中村春治(演芸せきれい会、40年)

 ▽20年表彰 中村忠充(みろく吟社、24年)貝守多恵(タプコプ短歌会、23年)足沢二三子(舞踊愛好会、20年)池田和男(演芸せきれい会、20年)

 ▽10年表彰 伊藤忠隆、冨樫芳雄、冨樫好江、村中ユキ子、冨樫アキ、滝上壽也(以上演芸せきれい会、10年)

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