Free来年1月10日に再開 青森県「おでかけキャンペーン」 最大7000円に支援縮小

年明け再開のおでかけキャンペーンをPRする県観光国際戦略局の齋藤直樹次長(右)=27日、青森県庁
年明け再開のおでかけキャンペーンをPRする県観光国際戦略局の齋藤直樹次長(右)=27日、青森県庁

青森県は27日、全国を対象に実施する宿泊割「おでかけキャンペーン」を来年1月10日に再開すると発表した。各都道府県が展開する全国旅行支援と同様、割り引き率が引き下げられ、1人1泊当たりの支援額は最大1万1千円から7千円に縮小する。予約の受け付けは28日から。実施期間は3月30日宿泊分まで。

 割り引き率は40%から20%に引き下げ。割引額の上限は交通費込みのパック旅行が8千円から5千円、宿泊や日帰り旅行が5千円から3千円にそれぞれ縮小となる。

 お土産購入などで活用できるクーポン券は、平日が千円減って2千円、休日は変わらず千円。原則としてスマートフォンを活用する電子クーポンでの発行となり、1円単位で利用できる。

 旅行前に県が導入しているウェブサイト「STAYNAVI(ステイナビ)」でクーポンを申請(受け付けは1月6日午前10時開始)すると、宿泊先から付与される。クーポン利用時は、宿泊施設などが用意するQRコードをスマホで読み込み、金額を入力する。

 スマホを持っていないなどの理由から申請できない場合は紙での発行が可能だが、事前に宿泊施設に連絡する必要がある。利用者も宿泊施設も手続きが煩雑化するため、混乱する可能性もある。

 27日に県庁で会見した県観光国際戦略局の齋藤直樹次長は「閑散期に当たる冬の観光産業を盛り上げられるよう、県も冬の青森の魅力をPRしていきたい」と話した。

 おでかけキャンペーンは国の財源で実施する観光需要喚起策。19日までに36万人泊(販売額約24億円)の利用があった。県は年明けに再開するキャンペーンに向け、約33万7千人泊分の予算を確保している。

 
お気に入り登録