Free女性の活躍応援 八戸の実家改装、シェアハウス開設 対馬さんら3姉妹

女性専用のシェアハウスを開く、対馬ルリ子さん(左)と中尾美々子さん。共有スペースのリビングの改修を終えるなど、オープンへ向け、準備が着々と進む
女性専用のシェアハウスを開く、対馬ルリ子さん(左)と中尾美々子さん。共有スペースのリビングの改修を終えるなど、オープンへ向け、準備が着々と進む

女性の活躍を応援するセミナー「奥入瀬サミット」を主催する団体の代表で、東京の産婦人科医対馬ルリ子さん(64)ら3姉妹が、八戸市白銀2丁目の実家を改装し、来年1月にも女性専用のシェアハウスを開く。対馬さんは「女の人の力で地域を明るくし、活性化する拠点になれば」と願いを込める。

 実家は、父の故佐藤邦夫さんが開業した旧耳鼻科に隣接。築50年以上で、空き家となったのを機に、2017年からゲストハウスとして活用していたが、新型コロナウイルスの影響で20年4月に休止を余儀なくされた。

 対馬さんと、妹で千葉県で不動産業を営む中尾美々子さん(64)、同県で歯科医として働く武市えり子さん(61)が今年5月、今後について相談。コロナ禍などに悩む女性の支援や、空き家利活用のモデルになればと、シェアハウスへの切り替えを決めた。

 改装や運営には青森県内の有志が協力。奥入瀬サミットの参加者や知人など、10人ほどが賛同した。

 新たな施設は「白銀ハウス」とし、入居者用の6部屋や、共有スペースのダイニングキッチンなどを設ける。家賃は1カ月当たり3万5千~4万5千円。

 本業でも古民家の再生を手がけ、内装を担当した中尾さんは「女性が輝き、集う場にしたい」と話す。

 問い合わせは、中尾さん=電話090(4174)0335=へ。

 
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