Free週間ダイジェスト(12月10~17日)

▽結社との別れ惜しむ
 角川俳句賞俳人の故木附沢麦青さんが創設した八戸市の俳句結社「青嶺俳句会」の12月末の解散に伴う「俳誌『青嶺』終刊の集い」が10日、八戸グランドホテルで開かれた。会員ら約40人が、これまでの活動を振り返りつつ、北奥羽地方の俳壇をリードしてきた結社との別れを惜しんだ。

 ▽全数把握簡略化後で最多の感染者
 青森県は13日、2349人の新型コロナウイルス感染を確認し、3人が死亡したと発表した。1日の感染者数で2千人(見なし陽性を除く)を超えたのは8月26日以来。9月の全数把握簡略化後では最多。

 ▽八戸港の脱炭素協議会設立
 多種多様な産業が集積する八戸市の港湾部で、二酸化炭素の排出量を抑制する脱炭素化を目指し、企業や教育専門機関などでつくる協議会が13日、発足した。関係団体へのアンケートやヒアリングなどを実施し、具体的な削減目標を設定した計画を来年12月までに策定する。

 ▽三沢で最大規模の鳥インフル発生
 青森県は14日、三沢市の養鶏場で、高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例が発生したと発表した。15日の遺伝子検査で陽性と判明。飼育する約137万羽の殺処分など防疫措置に着手した。殺処分数としては国内で過去最多。県内では今季2例目。

 ▽横浜町でナマコ漁中止
 横浜町漁協は14日、資源減少のため、今季のナマコ漁の中止を決めたと明らかにした。近年は磯焼けやヒトデの増加で、稚ナマコが増えず資源が減少。中止は初めて。

 ▽デーリー東北賞、特別賞を贈呈
 「第51回デーリー東北賞」と「デーリー東北特別賞」の贈呈式が15日、八戸市のデーリー東北新聞社で行われた。デーリー東北賞を受賞したのは、からくりおもちゃの魅力を発信する高橋みのるさん(63)=同市在住=と、二戸市が拠点の日本うるし搔き技術保存会(工藤竹夫会長)。特別賞は、聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」陸上男子100メートルで金メダルを獲得した佐々木琢磨さん(29)=五戸町出身、宮城県在住=。

 ▽千葉氏が出馬表明
 来年9月10日の任期満了に伴う岩手県知事選で、前県議の千葉絢子氏(44)は16日、盛岡市で記者会見し、無所属で立候補することを表明した。15日付で県議を辞職。自民党県連や県議会で所属した会派・いわて県民クラブの支援を得て、選挙戦に臨む考え。知事選への出馬を表明したのは、千葉氏が初めて。

 
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