Free【電子号外で振り返る2022】④大谷選手104年ぶり偉業(8月10日)

【号外】大谷104年ぶり偉業(8月10日)

岩手が生んだ大スター、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手。2022年も大いに活躍し、野球史上に残る偉大な記録を成し遂げた。

 歴史的瞬間となったのは、オークランドで行われた8月9日のアスレチックス戦。大谷選手は投手として今季10勝目を挙げ「2桁勝利、2桁本塁打」を達成し、投打の二刀流で新たな金字塔を打ち立てた。

 1918年のベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる大記録は、野球ファンだけでなく日米多くの人たちから大きな驚きをもって迎えられた。2023年のシーズンも“伝説のその先”へと突き進む大谷選手から目が離せそうにない。

【その時とそれから】

大谷選手の取材秘話披露 ライター佐々木さん、洋野で講演(12月11日)

羽長年取材を重ねている大谷翔平選手について語る佐々木亨さん

洋野町出身のスポーツライター佐々木亨さん(48)=横浜市在住=による講演「大谷翔平の本質と源流」が11日、町民文化会館で行われた。米大リーグで活躍する大谷選手への長年の取材で実感した「具体性を持った目標設定の重要性」などを情熱的に語った。

 町教委主催の生涯学習講座「ひろのカレッジ」の一環で、町内の野球愛好者ら約70人が参加。佐々木さんは大谷選手の花巻東高時代から取材を続けており、著書に『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』などがある。

 大谷選手は高校時代「ドラフト1位指名8球団」の目標を掲げ、体づくりや技術、人間性や運が必要だと考えていたと説明。実現に向け、継続力や礼儀などを大切にしていたといい、現在の言動にも表れているとした。

 自らの限界を定めず挑戦することを後押しした指導者の助言として「先入観は可能を不可能にする」といった言葉も紹介した。

 佐々木さんは「二刀流の躍進は、素直に言葉を受け止め、向上心と野球を楽しむ心があるからこそ」とし、来年開催されるワールド・ベースボール・クラシックでの活躍に期待を寄せた。

 
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