Freeキクイモとパパイアどうぞ 三沢商高生、観光農園とメニュー考案

菊芋ラー油やパパイアスープを販売、提供した三沢商業高の生徒
菊芋ラー油やパパイアスープを販売、提供した三沢商業高の生徒

青森県立三沢商業高商業科の農協・販売促進部会の3年生7人と、観光農園「アグリの里おいらせ」(苫米地義之代表)が本年度共同開発した「菊芋ラー油」と「パパイアスープ」の販売、試食会が23日、同施設で行われた。

 商品開発は、課題研究授業の一環で、おいらせ町産キクイモ、施設の温室で育てたパパイアをそれぞれ使用。いずれも栄養価が高く、健康に効果がある「スーパーフード」だが、知名度や調理法の浸透はいまひとつ。地元の食材を知り、手軽に食べてほしい―と生徒が半年以上かけてレシピを開発。アグリの里が食品を提供して作り上げた。

 ラー油は万人受けしやすいように辛味を抑え、素揚げして刻んだキクイモ、イカなどが入る。コンソメ味のパパイアスープは商品化には至らなかったが、来年度の開発に向けて意見を役立てる。

 ラー油は税込み500円、100個限定で販売したほか、バゲットや白米に載せて提供。スープも振る舞った。

 ラー油の開発に取り組んだ寺井暖葵(はるき)さん(18)は「大勢の人にキクイモのおいしさを知ってもらえてうれしい」。パパイアを担当した柴崎日向さん(18)は「パパイアには肉を軟らかくする成分もある。日常のおかずの中で野菜と置き換えてほしい」とそれぞれ話した。

 同施設の浅水亮さんは、生徒たちのアイデアを「私たちでは思い付かない攻めの発想」と絶賛。再販売やイベントでの提供を検討しているという。

 
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