Freeサケ汁に笑顔「とてもおいしい」 久慈市、地産地消ふれあい給食の日

給食でサケを使ったメニューを食べる侍浜小4年生
給食でサケを使ったメニューを食べる侍浜小4年生

久慈市と市教委は21日、市内の小中学校で本年度最初の「地産地消ふれあい給食の日」を実施した。同市で水揚げされたサケを使ったメニューが各学校で提供され、子どもたちを喜ばせた。市立侍浜小(高橋昌士校長)では4年生11人がサケについて学習した後、温かいサケ汁を味わい、「とてもおいしい」と笑顔を見せた。

 給食に先立ち、遠藤譲一市長が地産地消のメリットを紹介し、「食べる人も生産する人も、地域全体が元気になる」と力を込めた。岩手県県北広域振興局水産振興課の小野寺光文さんが学習会を開き、サケの生態などを解説。市漁協営漁指導課の皀秀明さんが雄と雌のサケを見せ、見分け方を伝えた。

 また、市食生活改善推進員協議会の越戸千江さんは食育や地産地消の大切さを語り、「早寝、早起き、朝ご飯で1日を元気に過ごそう」と呼びかけた。

 配膳が整うと、児童たちは「いただきます」と元気よくあいさつ。遠藤市長や後忠美教育長らと一緒に給食を味わった。

 取材に対し、中下陽斗(はると)君は「おいしくて、残さず食べた。サケは白身魚だということや、雄と雌で尾びれなどの形が違うことを学んだ」と話した。

 地産地消ふれあい給食の日は来年1月までに、市を代表する食材ごとに計4回行う。11月に短角牛、1月にホウレンソウ、シイタケを使ったメニューの提供を予定している。

 
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