Free粘土アニメで表現、名農高生が初代王者 ecoアイデアコン、乾燥地の塩害防止テーマに

高校生ecoアイデアコンテストで初代グランプリに輝いた寺沢ゆきさん(左)と中居泉穂さん
高校生ecoアイデアコンテストで初代グランプリに輝いた寺沢ゆきさん(左)と中居泉穂さん

13日に東京で開かれた第1回高校生ecoアイデアコンテスト(産経新聞社主催)で、青森県立名久井農業高(小泉朋雄校長)環境システム科の寺沢ゆきさん(18)と中居泉穂(みずほ)さん(18)が初代グランプリに輝いた。2人は乾燥地の耕作で障害となる塩害を防ぐ対策を動画で表現。「世界中の困っている人が、動画を通して私たちの技術を活用してほしい」とアピールした。

 コンテストは持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、地球環境を守るアイデアを3分以内の動画で表現するもので、予備審査を通過した7校が本選に臨んだ。

 寺沢さんと中居さんは青少年水大賞に輝いた研究をテーマに制作。開発途上国に広がる乾燥地で、耕作する上で障害となる塩害を防止するため、地中に軽石やわら、転炉スラグなどの層を作り、塩分の上昇を抑える取り組みを、粘土でコマ撮りするクレイアニメを使って紹介した。

 世界中の人に知ってもらおうと全編英語で作成。3日がかりでクレイアニメを作成し、編集には1週間を要したという。

 寺沢さんは「クレイアニメの編集は撮っては消しての繰り返しで苦労した」と振り返った。中居さんは「締め切りぎりぎりだったが、誰が見ても分かりやすい動画ができた」と満足げな表情を浮かべた。

 動画はこちらhttps://youtu.be/gLuE8lL8-18

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