Free食べて遊んで世代間交流 二戸で「子ども食堂」

一緒に手芸を楽しみながら交流する参加者
一緒に手芸を楽しみながら交流する参加者

二戸市の金田一コミュニティセンター「アツマランカ」で13日、地域の安心できる居場所づくりを目指したイベント「子ども食堂 ひなたぼっこ」が開かれた。金田一地区の小中学生や保護者、ボランティアスタッフら約50人が参加。ものづくり体験や遊び、食事を通じて世代間交流を楽しんだ。

 同市の地域団体「カシオペア子どもの居場所づくり“おいでよ”」(平野優子代表)などが主催した。同名のイベントは、一戸町の「オレンジカフェさくらの会」(柏葉英美代表)などが町内で8~9月に実施。今回は両団体が連携し、市内で初開催となった。

 企画の中心となったのは、二戸地域のスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、養護教諭ら。幅広い世代が交流し、食事できるだんらんの場を設けることで、悩みや生きづらさを抱える子どもがいても気軽に立ち寄れるようにしたい―と計画した。

 来場した親子は、体を動かすレクリエーションゲームや、ボードゲーム、手芸などのものづくりを体験。岩手県立福岡高などの高校生ボランティアや、スタッフの大人たちと触れ合いながら楽しんだ。昼食は、市内の協力事業者が提供した弁当を一緒に味わった。

 “おいでよ”の事務局で、同市の社会福祉法人「カシオペア障連」理事長の佐藤慶之さん(54)は「今後は二戸地域の4市町村で、さまざまな団体と協力し、創作活動や学びのプログラムも取り入れながら開催したい」と強調。平野代表(64)は「参加者同士でコミュニケーションを取り、心がほっこりするような企画を続けたい」と述べた。

 子ども食堂に関する問い合わせは、カシオペア障連=電話0195(23)6608=へ。

 
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