Free「おいらせ鮭まつり」廃止へ 漁獲量減にコロナ追い打ち

サケのつかみ取りが人気だった「日本一のおいらせ鮭まつり」=2014年
サケのつかみ取りが人気だった「日本一のおいらせ鮭まつり」=2014年

サケのつかみ取りなどで好評を博してきた、おいらせ町の「日本一のおいらせ鮭まつり」の廃止が決まった。近年の漁獲量減少に加え、先が見通せないコロナ禍が追い打ちをかけた。例年この時期に町を盛り上げてきた催しだけに、実施主体の町観光物産協会は、名称変更を含め、地域振興に寄与する代替イベントを検討する。

 鮭まつりの廃止方針は、14日の町議会議員全員協議会で町が報告した。町が実施、または補助金などを拠出する事業について、外部委員と共に妥当性を評価した結果、ここ数年はコロナ禍で中止を余儀なくされているほか、秋サケの不漁も続いている―として、「一度区切りを付けて廃止する」と結論付けた。

 合併前の旧下田町で1985年にスタートした恒例行事。奥入瀬川河川敷の「しもだサーモンパーク」でのサケのつかみ取りなどが人気で、2018年度は2日間で約2万3千人が来場した。

 一方、不漁の影響で19年度はサーモンレースを中止し、つかみ取りの回数を減らすなど規模を縮小。今年は春までに、不漁とコロナ禍を理由に3年連続の中止を決めていた。

 協会の木村雅行会長は「(コロナ禍や不漁といった)環境的な側面もあるので仕方ない。違うやり方を模索していく」と、新たなイベント開催を検討する考えを示した。

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