Free頑張ったから「おいしいね」 階上・道仏小の「俺たちの塩」完成

良質な塩の完成に向けて仕上げ作業に取り組む児童
良質な塩の完成に向けて仕上げ作業に取り組む児童

階上町立道仏小(小野隆雄校長)で26日、「俺たちの塩」作りの仕上げ作業が行われた。3年生21人が地元由来の良質な塩3・95キロを完成させ、一部をポップコーンの味付けに活用した。児童は約5カ月の活動を振り返り「頑張った分、最高の味になった」と喜びをはじけさせた。

 講師は、町内で製塩を続ける佐京剛さんが担当した。本年度は、児童が5月上旬に同町の小舟渡海岸で約210リットルの海水を運搬。6月下旬に塩の結晶化を進める、せんごう作業に取り組み、約4カ月かけて丁寧ににがりを落とした。

 仕上げでは、塩を弱火にかけて水分を飛ばした。粒が大きいと甘みなどを感じやすいことから、児童はかき混ぜすぎないよう注意して作業を進めた。 出来上がった塩は、ポップコーンに使用して試食。自信作を味わってもらおうと全校児童にも振る舞った。

 佐京しずくさん(9)、北川愛瑠さん(9)は「真っ白で、さらさらな塩ができてうれしい」と達成感をにじませた。河合峻大朗君(8)は「みんなで一生懸命作ったからおいしい」と笑顔で頰張った。

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