Free有効求人倍率1・34倍 3カ月ぶり前月上回る/岩手県内9月

岩手労働局が28日発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・04ポイント増の1・34倍で、3カ月ぶりに前月を上回った。新規求人倍率(同)は4カ月連続で前月を上回る2・02倍(前月比0・02ポイント増)だった。

 新規求人(原数値)を産業別に見ると、卸売・小売業1493人(前年同月比7・4%増)、製造業1477人(2・6%増)、宿泊・飲食サービス業826人(52・4%増)と、いずれも前年同月を上回った。

 同労働局は岩手県内の雇用情勢の基調判断を上方修正し、「持ち直しの動きに広がりがみられるものの、新型コロナウイルスなどの影響に引き続き注意する必要がある」とした。

 稲原俊浩局長は、光熱費・原材料価格の高騰や物価上昇、円安進行などが、今後の雇用情勢に影響を及ぼす可能性を指摘。「安定するかどうかは、まだ言える状況にない」と今後の動向を注視する考えを示した。

 公共職業安定所別の有効求人倍率(原数値)は、久慈が前年同月比0・37ポイント減の0・81倍、二戸は0・02ポイント減の1・17倍。

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