Free純利益4億9000万円、11期連続黒字/サンデー第2四半期決算

決算概要や今後の事業展開について説明する川村暢朗社長=5日、八戸市
決算概要や今後の事業展開について説明する川村暢朗社長=5日、八戸市

東北地方でホームセンターを展開するサンデー(八戸市)は5日、2023年2月期第2四半期(22年3~8月)の決算を発表した。新型コロナウイルス下で伸びた巣ごもり需要は落ち着いたものの、売上高は253億600万円、純利益は4億9千万円で11期連続の黒字を確保した。

 今期から収益に関する新たな会計基準を適用したため、前年同期比の増減率は公表していない。

 営業利益は7億3100万円、経常利益は7億5100万円。断続的な豪雨が夏休みやお盆期間を直撃し、レジャーやガーデニング用品は苦戦した一方、ペット専門店「Zoomore(ズーモア)」などで扱っている専門的な商材は既存のホームセンターでも展開し、売り上げを伸ばした。

 今後の事業展開については、イオンスーパーセンター十和田店内での取扱商品を増やし、売り場を拡充。これまでは店名を掲げていなかったが、11月初旬にはサンデーの看板を掲げて運営を始める。

 5日に八戸市で開いた会見で、川村暢朗社長は「売上高ではなく、利益を上げられるよう仕入れなどを工夫した。消費者の節約に対する意識がますます強くなると考えられるが、下期の事業展開を通じて通期業績予想の達成に取り組む」と述べた。

 
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