Free売り手も買い手もニコニコ 若手農家が産直イベント/八戸

若手農家らが企画、運営し、にぎわいを見せた「さんぱちファーマーズマルシェ」
若手農家らが企画、運営し、にぎわいを見せた「さんぱちファーマーズマルシェ」

三八地域の若手農家が企画する産直イベント「さんぱちファーマーズマルシェ」が2日、八戸市のマチニワで開かれ、来場者でにぎわった。実行委員会の岩舘岳会長は「生産者が生き生きと販売していた。来年以降も続け実績を重ねたい」と手応えを強調した。

 地元有志による実行委と青森県三八地域県民局が主催。三八地域での開催は初めて。農家13組と飲食6店舗が農産物13品目と加工品、料理を提供した。

 家族4人で訪れ、ニンニクや洋ナシなどを購入した同市長苗代、会社員今良太さん(36)は「知らない果物や野菜がいっぱい。小さなリンゴはジャムにしたい」と楽しんだ様子。

 トマトを販売した田中広大さん(31)=南部町下名久井=は「買う人と対面で会話できるいい機会になった」と笑み。ナガイモやニンニクを並べた就農3年目の下村直輝さん(37)=五戸町倉石又重=は「農業は苦労も多いが、消費者に興味を持ってもらえば」と話した。

 伝統野菜の研究に取り組む県立名久井農業高生物生産科「野菜班」の3年生5人は南部太ねぎと糠塚きゅうりを紹介。班長の杉澤海斗さん(18)は「地元にしかない野菜の魅力を発信したい」とアピールした。

 
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