Free横断歩道標識、設置に不備 青森県警、過去の摘発見直し 14件で反則金返還へ

標識不備のあった弘前市の交差点
標識不備のあった弘前市の交差点

青森県警は8日、県内9市町村の横断歩道21カ所で、標識設置の不備が確認されたと明らかにした。運転手から見える位置に標識が設置されておらず、「警察庁の交通規制基準で定められている標識設置基準の認識に誤りがあった」と説明している。記録が残る2017年からの交通違反取り締まり14件は妥当ではなかったとし、反則金返還などを進めている。

 県南地方では現時点で八戸、三沢、むつの3市5カ所で確認されている。県警は標識設置が必要な信号のない横断歩道6500カ所の調査を進めており、さらに増える可能性がある。

 県警交通規制課によると、不備は今年5月に判明。弘前市で署員が横断歩道歩行者妨害で運転手を摘発した際、報告を受けた署員の上司が、運転手の進行方向から見える位置に標識がないことに疑問を抱いたことが端緒となった。

 原因は、標識工事を発注する同課が1995年3月以前に作成した図面。信号機がない場合、交差点においても横断歩道のすぐ近くに運転手に対面する標識を設置する必要があるが、片側車線にしか標識がないケースが県内で多数確認されているという。

 取り締まりを受けた14人のうち13人には連絡がついており、謝罪した上で反則金の還付、違反点数の抹消、更新手数料の返還、免許の再作成の手続きを進めている。

 また、17年以降、不備があった横断歩道で歩行者が巻き込まれる人身事故は重傷1件を含め、10件発生していた。県警交通規制課の佐藤康英次長は、再発防止に向けて「管理を徹底していく」と陳謝した。

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