Free「待ってました」山車行列 野田まつり3年ぶり開幕

野田村中心部で開かれた野田まつりの山車運行
野田村中心部で開かれた野田まつりの山車運行

野田村を代表する夏祭り「愛宕神社例大祭 野田まつり」(実行委員会主催)が27日開幕し、初日は「お通り」が行われた。新型コロナウイルスの影響で昨年まで2年連続で中止となり、3年ぶりの開催。上組、中組、下組の山車が勇壮に練り歩き、村中心部は活気に包まれた。多くの村民らが集まり、祭り気分に浸った。28日まで。

 日程を例年の3日間から2日間に短縮。コロナ対策で、恒例のみこし運行や盆踊り大会は取りやめた。

 愛宕神社参道前でオープニングセレモニーと神事を執り行った後、「為朝大蛇退治」などの場面を描いた3台の山車が村中心部をゆっくりと巡った。太鼓や笛の音、かけ声が響き、住民から歓声が上がった。参道前や村民広場ではダンス演舞などが披露され、祭りを大いに盛り上げた。

 取材に対し、小田祐士村長は「村民が待ちに待ったお祭りだ。地域の元気につながるはずだ」、晴山喜吉実行委員長は「みんなで楽しんで村を盛り上げたい」と話した。中組の久慈正人組頭は「開催できて本当に良かった。祭りを若い人たちにつないでいきたい」と力を込めた。

 最終日の「お還り」は午後1時半開始。山車運行、各団体の発表、花火打ち上げなどを予定している。

 
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