Free焼山の一軒家で民泊いかが? 温泉付き、元別荘を改装/十和田

焼山ハウスをオープンする「クイーン・アンド・カンパニー」の社員=27日、十和田市

十和田市で翻訳やウェブ制作などを展開する「クイーン・アンド・カンパニー」(アレックス・クイーン代表)は9月、同市焼山地区の奥入瀬渓流温泉の空き家を活用し、温泉付き貸し切り一軒家の民泊事業を開始する。施設名は「焼山ハウス」で、家族連れやワーケーションのニーズに対応している。宿泊は最低4泊からで、同社は「長く滞在してこそ、自然の魅力がとことん楽しめる環境だ」とPRする。

 ハウスは元別荘で、10年以上空き家になっていた。奥入瀬渓流温泉は猿倉温泉から引湯しており、施設でも天然の湯を楽しめる。

 公衆浴場に抵抗がある小さい子ども連れや外国人にとっては、気楽に温泉を楽しめる施設として注目が集まりそうだ。

焼山ハウスのリビング

2階建てで、1階はキッチン付きの居間と寝室、2階は和室。洗濯機、Wi―Fi(ワイファイ)、プロジェクターなどを備えたほか、ベビーベッドやベビーバスも用意した。壁には青森県南地方の風景を描いた絵画も飾っている。

 クイーン代表は焼山地区について、奥入瀬渓流や蔦温泉などに近く、市現代美術館がある市街地へも車で30分で行けることから、民泊事業の可能性を感じていたという。同社の福利厚生施設としての利用も兼ねて数年前から物件を探し、約2年前に購入した。

 クイーン代表は「感染対策やワーケーションと、新型コロナウイルスで変化した時代のニーズに合った施設。ここを旅行の拠点に、十和田の魅力を楽しんでほしい」と話している。

 9月中旬の受け入れ開始を目指している。1泊の定員は6人で、宿泊費は1万7千円(税込み)から。

 
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