南部町の園地で２４日、梨狩りがスタートした。同町名久井の蹴揚農園では、オープニングセレモニーが行われ、同町のあかね幼稚園の年長園児１７人が梨の収穫を体験。旬を迎えたジューシーな果物を味わった。

　同農園では６０アールの園地で８品種の和梨を栽培。園主の蹴揚福男さん（７４）は作柄について「今年は大玉に仕上がり、色づきも良い」と太鼓判。同日収穫したのは、食べ頃を迎えた「愛甘水」と「八雲」。子どもたちは大きくておいしそうな梨に手を伸ばして収穫し、その場でむいてもらって食べ比べをした。

　堺大心（たいし）ちゃん（５）は「甘くてほっぺが落ちそう。果汁がすごい」。豊川優希乃（ゆきの）ちゃん（５）「どっちの梨もおいしい。百個は食べられそう」と大きな梨を笑顔で頰張った。

　梨狩りは町内３園地で、１０月中旬まで楽しめる。予約制の４０分食べ放題で中学生以上８００円、３歳から小学生までは４００円。持ち帰りは別料金となる。予約、問い合わせは、ながわ農業観光案内所＝電話０１７８（７６）３０２０＝へ。

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