Free清水さん、勉強の仕方教えて 三戸小中で学習コーチ事業

黙食を盛り上げる放送をする清水章弘さん(左手前)と生徒
黙食を盛り上げる放送をする清水章弘さん(左手前)と生徒

小中一貫三戸学園三戸小中(小林孝史校長)で20日、中学1、2年生に当たる7、8年生を対象とした「学習コーチ事業」が行われた。プラスティー教育研究所(東京)の清水章弘代表が講師を務め、勉強法や学習計画の立て方を指導。給食の時間には、黙食を盛り上げる放送で生徒と親交を深めた。

 清水さんは2010年から町教委の学習アドバイザー、19年から町ふるさと応援大使を務め、町の教育振興に貢献している。

 今回は町立小中学校の独自教科「立志科」の授業として、7、8年生それぞれに勉強の仕方や楽しさを伝えた。

 給食の時間は当初、生徒と机を並べて交流する予定だったが、新型コロナウイルス感染予防で黙食になっているため、「黙食を盛り上げる放送をしよう」と計画を変更。「生徒の質問にズバリ答える!」と題し、事前に募った質問に清水さんが回答する内容とした。

 放送室では、生徒会役員3人が清水さんへの質問を読み上げた。歴史や英単語の暗記方法を聞かれた際、清水さんは「付箋の表に問題、裏に答えを書いて家のドアに張り、答えたら開けられる『暗記ドア』がおすすめ。自分も高校時代にやっていた」と答えた。

 8年生の上田千聖さん(13)は「楽しく話しながら放送できた。教わった勉強法を試してみたい」と話した。

 
お気に入り登録