天鐘(7月1日)

兼好法師は徒然草に「家の作りようは夏をむねとすべし」と書いた。冬の寒さはどうにでもなるけれど、夏の暑さは耐え難いと。家は夏が快適に過ごせることを基準にせよとの教えだ▼昔の日本家屋には夏の暑さをしのぐための、多くの知恵と工夫があった。襖(ふす.....
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