Free目指せ表現力向上 ウルスラ高演劇部、劇団「鳥と舟」(東京)と交流

劇団員と生徒が交流を深めながら行われたワークショップ
劇団員と生徒が交流を深めながら行われたワークショップ

25、26日に八戸市の「はっち」で演劇「一本の槍(やり)―地方病とたたかった人たち―」を公演する劇団「鳥と舟」(東京)が22日、八戸聖ウルスラ学院高でワークショップを行った。同校の演劇部員10人が、さまざまなゲームを通じ、舞台表現を高めるための方法を学んだ。

 公演とワークショップは、はっちが本年度から始めるパフォーミングアーツ公演事業の第1弾。公募で決まった4団体が、来年3月にかけて、公演に合わせた小中高生対象のワークショップを実施する予定。

 劇団員が、部員と体を動かすゲームで交流しながら、舞台上でのコミュニケーションの取り方や普段の練習方法についてアドバイス。演劇部が7月の学園祭で披露する演劇の一部を実際に演じると、「高校生の等身大の演技が良かった」「シーンごとに何を伝えたくて、観客に何を感じてもらいたいのか、全員で意思統一することが大事」などと指導した。

 3年の赤坂梢さんは「練習で指導を受ける経験が少ないため、刺激になった。今後の活動に今回のことを生かしていきたい」と充実した表情。「鳥と舟」の青井直人主宰は「こちらが逆に、生徒からエネルギーをもらった。公演を見に来てもらった時に良い演劇を見せることで、今回の恩返しができれば」と話した。

 「一本の槍」の開演時間は25日午後6時、26日同2時。前売り券は一般2500円、学生2千円、中学生以下千円(当日は各500円増し、未就学児入場不可)で、はっちインフォメーションで販売中。

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