むつ市の大畑漁港で１９日、第２９回大畑海峡サーモン祭り（同祭り実行委員会主催）が３年ぶりに開催された。市内外から訪れた観光客らが海峡サーモンの即売や、たも網すくい、サーモンレースなど多彩なイベントを楽しんだ。

　祭りは津軽海峡の荒波にもまれて育った旬の養殖サーモンをＰＲするイベントとして、毎年６月頃に行われている。２０２０、２１年はコロナ禍で中止され、代替イベントのインターネット即売会が行われた。

　会場では、水揚げされたばかりの新鮮な海峡サーモンを目当てに、早朝から長蛇の列ができた。たも網すくいのコーナーでは、家族連れらがいけすの魚と格闘しながら、海峡サーモンをすくい上げた。

　家族と訪れた八戸市立城下小２年の柳久保初夏さん（８）は「すごく大きくてびっくりしたけど、楽しかった」と笑顔を見せた。