Free【あの日の紙面】1974(昭和49)年6月11日

あの日の紙面

江戸時代中期の思想家、安藤昌益(1703~62年)の墓が秋田県大館市で見つかった。昌益が八戸に住んでいたことは確認されていたが、生まれや、いつ亡くなったかなどは分かっていなかった。

 発見したのは大館市市史編さん委員の男性で、古文書を手がかりに発見に至った。墓は風化しており、記事では「教えてもらって初めて判読できた」と伝えている。

 自然と人間が調和する社会を目指した昌益は、八戸で町医者をしながら代表作「自然真営道」を残した。2009年には八戸市八日町に「安藤昌益資料館」が開館。現代にも通じる思想について学ぶことができる。

 
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