Free【北奥羽の地名】七百(六戸町)/1反からアワ700島収穫

北奥羽の地名
北奥羽の地名

【七百=しちひゃく】 

 六戸町北部にある七百。十和田観光電鉄の旧七百駅が代表的なスポットで、かつては町の交通や物流の要衝となっていた。郷土史「七百郷土読本」によると、地名の由来には諸説ある。 

 一つは、この地区でアワを1反(10アール)から700島収穫した伝説によるものだ。島はアワの収穫単位。10アールから取れるのは通常60~70島といわれ、700島は驚異的な量だ。 

 時代は定かでないが、その昔居住していた老夫婦が刈り取ったとの言い伝えが残されており、この畑は「七百畑」と名付けられた。現在は水田になっているが、今も残されている。 

 一方で、アイヌ語で「山の砦」を意味する「シツ・チャシ」に由来する説も。七百は町内でも小高い場所にある。
 ※ネット連載

 
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