八戸市の長根公園で１２日、ソメイヨシノが開花した。２日連続の夏日で、日に日につぼみを膨らませていた一部が咲き始めた。青空の下、薄ピンク色の花びらが春本番を告げている。

　この日の八戸は晴天に恵まれ、気温が上昇。青森地方気象台によると、最高気温は２６・１度で、７月下旬並みの暖かさとなった。

　花が開いたのは、公園の入り口付近や野球場周辺。公園を管理する「エスプロモ」によると、昨年の開花は６日ごろで、今年は９日から胴吹きが見られた。

　公園内では咲いたばかりの花を眺めたり、写真に収めたりする市民の姿が。夫婦で散歩中に立ち寄った同市糠塚、パート従業員の女性（６５）は「桜の花を見ると気持ちも晴れる。これからが楽しみ」と、満開になる日を心待ちにしていた。