Free小便小僧に「服を着せてあげて」 市民がプレゼント/八戸

八戸市庁前ロータリーの小便小僧。市民の女性から贈られたコートとマフラーを着用している=12日
八戸市庁前ロータリーの小便小僧。市民の女性から贈られたコートとマフラーを着用している=12日

八戸市庁前ロータリーの噴水内にある小便小僧が、暖かいコートとマフラーを着用した“冬仕様”になっている。市は冬の到来に合わせ、劣化防止のために大きな袋をかぶせていたが、市民の女性が「服を着せてあげてほしい」と手作りの衣服をプレゼントした。
 ロータリーを管轄する市道路維持課によると、噴水は昨年11月に水を抜いて清掃し、その際に小便小僧も劣化しないように保護して冬期間に備えた。ただ、小便小僧は頭から透明な袋をかぶせられ、体はひもでぐるぐる巻きに。インターネットの会員制交流サイト(SNS)でも話題になっていた。
 女性は同12月、同課に衣服を持ってきたものの、サイズが小さかったため、寸法を確認してクリスマス前に再度訪問。匿名で手作りのコートとマフラーをプレゼントしたという。
 同課の久保晶敬課長は取材に「小便小僧を気遣ってくれて、本当にありがたいこと」と謝意を示した。
 袋をかぶった小便小僧の姿を巡っては、12日の市議会予算特別委員会でも取り上げられ、委員から「もう少しいたわってあげて」などの声が上がった。
 これまで、八戸三社大祭の引き子やサンタクロースの姿に変身し、風物詩として定着してきた小便小僧。“かわいそう”な姿を放っておけないほど、市民に愛されているようだ。