Free『俺の地元』かぶってアピール 「さんぱちキャップ」人気/田子

「さんぱちキャップ」をアピールする山田慎一郎さん
「さんぱちキャップ」をアピールする山田慎一郎さん

田子町にある服飾店「山田洋品店」の4代目、山田慎一郎さん(38)が考案した「さんぱちキャップ」が人気だ。黒いキャップには「田子」「八戸」など三八地域7市町村の名が大きく刺しゅうされ、ワンポイントとして特産品や名所のシルエットも。山田さんは「キャップをかぶって自分が住むまちをアピールしてみて」と呼び掛ける。 山田さんは店舗運営の傍ら、オリジナルブランド「山田子(やまだっこ)」を立ち上げ、ご当地Tシャツの製作などを手掛ける。

 さんぱちキャップの発想について「若い頃は地元に残ること、アピールすることが恥ずかしい感覚があった。だが、今はむしろ『俺はここにいる』とアピールすることがかっこいいと思った」と語る。

 アメリカでニューヨーク(NY)やロサンゼルス(LA)など自分が住む場所の帽子をかぶる文化や、テレビ番組で物件のリフォームに取り組むタレントがかぶっている「ご当地キャップ」を参考に昨年、「三八」と刺しゅうしたキャップを売り出したところ、好評を博して完売。「より地元をアピールできるように」と今年1月、7市町村版のキャップを売り出した。

 キャップはロサンゼルスに本社のある老舗帽子メーカー・オットー社製で、国内の帽子メーカーに刺しゅうを依頼している。刺しゅうのデザインは山田さんが考案し、ワンポイントは田子はニンニク、三戸はリンゴ、南部はサクランボといった名物のシルエットだ。

 一つ4180円(税込み)で、山田洋品店で全種類を販売中。問い合わせは同店=電話0179(32)3133=へ。

 
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