Free使って「ハチカ」来月デビュー 地域連携ICカード、バス便利に

2月26日にサービスを開始する「ハチカ」をPRする熊谷雄一市長(左)と高橋学支社長=21日、八戸市庁
2月26日にサービスを開始する「ハチカ」をPRする熊谷雄一市長(左)と高橋学支社長=21日、八戸市庁

八戸圏域で八戸市営バスと南部バスが導入する地域連携ICカード「ハチカ」について、事業者の市と岩手県北自動車(盛岡市)は21日、販売とサービスを2月26日に開始すると発表した。販売価格は千円。3月末までに購入した先着3万人に、バス運賃に利用できる交通ポイント500円分を付与する特典もある。

 ハチカは八戸圏域を運行する路線バスの運賃支払いや定期券、交通ポイント付与といった地域独自サービスに加え、Suica(スイカ)エリアで利用できる乗車券、電子マネーなどの機能が集約されている。

 バス運賃をハチカのチャージ料金で支払えば、一般は3%、中学生以上の学生らには12%の交通ポイントがそれぞれ付与される。

 販売価格の内訳は、デポジット(預かり金)500円とチャージ料金500円。先着特典でポイント500円分が付与されれば、購入費は実質無料となる。

 ハチカの普及に向け、八戸市は2月8日から利用者の多いバス停などに案内スタッフを配置するほか、市庁の高齢福祉課前にサポートブースを設置し、高齢者らに利用方法を説明する。

 市庁で会見した熊谷雄一市長は「運賃の支払いがスムーズになり利便性向上が図られる」とPR。岩手県北自動車南部支社の高橋学支社長は「このシステムを活用し、より良い交通サービスを提供するのがバス事業者の使命だ」と述べた。

 ハチカは同市のラピア、「はっち」、両バスの定期券販売所で販売予定。各種回数券などの紙券は2月25日で販売を終え、使用期限も設ける。定期券や高齢者等バス特別乗車証も順次、ハチカに切り替えとなる。

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