Free種市高生「自分たちで洋野を元気に」 清掃活動やベンチ寄贈で地域貢献

生徒は寒い中、町内観光地の清掃活動に努めた(種市高提供)
生徒は寒い中、町内観光地の清掃活動に努めた(種市高提供)

岩手県立種市高(村上智芳校長)が地域活性化に力を入れている。町内の清掃活動や観光振興、小学校へのベンチ寄贈など、行動力や技術力を存分に発揮。生徒は「自分たちの手で、町を元気にしたい」と意欲を見せる。

 19日は、生徒5人がJR有家駅周辺を清掃。付近の海岸は東北屈指のサーフスポットで、季節を問わずサーファーが訪れる。

 土地勘のある生徒を中心に計画を立て、タイヤやカセットコンロ用ガスボンベなど、多くのごみを拾い集めた。普通科2年の中村恭介さん(16)は「寒かったが、町の観光地の美化につながる活動ができた」と力強く語る。列車に向かって旗を振る「洋野エモーション」も行った。

 3年海洋開発科は習得した溶接技術を用いて、20日、町立角浜小にベンチ2台を寄贈した。座面には同科らしく南部ダイバーの刻印がされ、児童から好評だった。森海斗さん(17)は「昨年に続いての寄贈だったが、幅の変更に伴い再設計した。休むときに使ってもらえれば」と話した。

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