Free2個人2団体の功績たたえる/デーリー東北賞、特別賞贈呈式

荒瀬潔社長(左)から賞状と副賞を受ける青森県立八戸高文芸部の平こころさん=15日、八戸市のデーリー東北新聞社(写真上)と、沢尻健史東京支社長から賞状を受け取る天摩由貴さん(右)=15日、東京都府中市のマイテック本社
荒瀬潔社長(左)から賞状と副賞を受ける青森県立八戸高文芸部の平こころさん=15日、八戸市のデーリー東北新聞社(写真上)と、沢尻健史東京支社長から賞状を受け取る天摩由貴さん(右)=15日、東京都府中市のマイテック本社

北奥羽地方の文化や学術、産業、スポーツなどの分野で著しい功績のあった個人と団体をたたえる「第50回デーリー東北賞」と、その年に輝かしい活躍を見せた個人と団体を顕彰する「デーリー東北特別賞」の贈呈式が15日、八戸市のデーリー東北新聞社で行われ、受賞者が喜びをかみしめるとともに、今後のさらなる飛躍へ決意を新たにした。

 デーリー東北賞を受賞したのは、世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する同市の是川遺跡の価値発信に尽力した栗村知弘さん(88)=同市在住=、今年の全国高校生短歌大会「短歌甲子園」優勝校の青森県立八戸西高文芸部、同大会を2019、20年と2連覇した県立八戸高文芸部の1個人2団体。特別賞は、東京パラリンピックにゴールボール女子日本代表の主将として出場し、銅メダル獲得に貢献した天摩由貴さん(31)=同市出身、東京都在住=に贈られた。

 式典では、荒瀬潔社長が栗村さんと両校に賞状と副賞を授与。天摩さんは勤務先のマイテック(東京都)からリモートで出席し、沢尻健史東京支社長が賞状と副賞を手渡した。

 荒瀬社長は「文化財保護という概念が周知されていない時代から普及と実践に努めた」(栗村さん)、「三十一文字(みそひともじ)に青春を懸け、感性を磨き続けた。頂点を極めたそれぞれの活躍は目を見張る」(八戸西高文芸部、八戸高文芸部)、「見事なキャプテンシップで歓喜を手繰り寄せた。多くの国民が勇気を頂いた」(天摩さん)とそれぞれの功績をたたえた。

 デーリー東北賞は1971年創設し、受賞者は84個人、49団体。特別賞は2008年に制定し、受賞者は8個人、3団体となった。

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