Free21年度4万8000匹、過去2番目 マゾイ稚魚出荷終了 青森県栽培漁業振興協

マゾイの稚魚をタンクに移す関係者=1日、階上町の青森県栽培漁業振興協会
マゾイの稚魚をタンクに移す関係者=1日、階上町の青森県栽培漁業振興協会

階上町の青森県栽培漁業振興協会(木浪昭代表理事)は1日、マゾイ(標準和名キツネメバル)の稚魚1万2千匹を六ケ所村海水漁協に出荷し、2021年度の提供を終えた。年間実績は7機関で計4万8532匹と、事業を始めた06年度以降で最多の07年(8万5990匹)に続き2番目となった。

 協会などによると、マゾイは体長35センチ前後で水深20~100メートルの岩礁域に生息する。卵巣内でふ化させた仔魚(しぎょ)を産む卵胎生魚。雄4歳、雌6歳で成熟し、寿命は10歳以上という。

 市場単価がほかのソイ類に比べ高く、稚魚放流すると沿岸に定着する根付き魚でもあり、二木幸彦業務執行理事は「回遊魚に比べ外洋の環境変動のリスクが少なく、燃油などのコストも抑制できる」と長所を挙げる。

 協会は春先に階上沖の釣りで天然の親魚3匹を確保。水槽で31万7千匹を産ませ7センチ程度まで育成し、10月から順次、注文のあった機関への出荷を始めた。21年度の提供先は同漁協のほか、尻屋(東通村)大間、下前(中泊町)、鯵ケ沢町の4漁協、弘前大、青森県(委託)だった。

 1日は協会の職員が水槽の稚魚をバケツでトラックのタンクに移し、六ケ所村海水漁協へと搬送。葛西浩史栽培部長は「病気などもなく生育は順調だった」と手応えを語った。

 
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