Free冬の夜空彩る6000発 八戸花火大会、3カ月遅れで開催

初の冬季開催となった八戸花火大会。約6千発の花火が冬の夜空を彩った=28日午後6時ごろ、八戸市の館鼻岸壁(28秒露光して撮影)
初の冬季開催となった八戸花火大会。約6千発の花火が冬の夜空を彩った=28日午後6時ごろ、八戸市の館鼻岸壁(28秒露光して撮影)

第41回八戸花火大会が28日、八戸市の館鼻岸壁で開かれた。当初は8月に実施予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3カ月延期され、初の冬季開催。色とりどりの約6千発の花火が冬の夜空を彩った。

 八戸青年会議所などの関係団体で組織する大会委員会が主催した。昨年同様、会場内の密集を避けるため、入場できる観覧客を有料席と招待席のみに限定。屋台などの出店も取りやめ、来場者には事前検温やマスク着用、手指消毒の徹底を求めた。

 大会は午後5時にスタート。さまざまな音楽に合わせて大玉を中心に打ち上げ、新型コロナの収束を願って医療従事者への感謝を伝える青色の花火や東日本大震災から10年が経過したことを受け、復興と鎮魂の祈りを込めた花火も打ち上がった。

 会場には家族連れなど約5千人が来場。澄んだ冷たい空気の中で夜空に咲き誇る大輪を見上げ、夏の花火とはひと味違った雰囲気を楽しんだ。

 大会委員会の塚原隆市会長は「無事に大会を開催できてほっとしている。冬の花火もいいが、来年は(8月に)通常開催できれば」と話した。

 
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