Free水揚げ回復の吉兆? 八戸の港で鯨の骨見つかる

深久保漁港に打ち上げられた鯨の骨
深久保漁港に打ち上げられた鯨の骨

八戸市の深久保漁港で5日までに、大型動物の骨のような物体=写真=が見つかった。市教委の杉山陽亮主幹(46)によると、正体は鯨の骨で、ヒゲクジラの上顎の後頭部辺りの部位とみられるという。

 近くの漁業磯島定光さん(62)が3日に発見。「台風接近によるしけで運ばれてきたのだろう」と推察する。大人4、5人がかりでも持ち上げられないほどの重さで、発見当時、特異な形から「動物の骨盤では」「恐竜の骨かも」などと住民の間で話題になった。

 豊漁をもたらす「鯨石」の昔話が有名な八戸。近海ではヒゲクジラの仲間であるミンククジラの商業捕鯨も行われている。八戸港は年々、不漁が深刻化しているだけに、ハマの関係者にとっては昔話そのままに、水揚げ回復の吉兆であってほしいと願うばかりか。

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