Free俳句甲子園初出場 八戸高文芸部、準決勝進出に手応え 

俳句甲子園への出場を喜ぶ八戸高文芸部員。(後列左から)安田浩志さん、菅原雅人さん、(前列同)平こころさん、村上陽さん、大久保美咲さん
俳句甲子園への出場を喜ぶ八戸高文芸部員。(後列左から)安田浩志さん、菅原雅人さん、(前列同)平こころさん、村上陽さん、大久保美咲さん

青森県立八戸高文芸部が第24回俳句甲子園(同実行委員会主催)への初出場を射止めた。五・七・五の限られた文字数にそれぞれの世界観を表現する面白さと難しさを感じながら、創作に励んだ部員たち。「ずっと憧れていた大会に参加が決まり、うれしい」と笑顔を見せる。

 俳句甲子園は1998年に始まり、毎年松山市で開催されている。今年は全国から85校116チームが予選にエントリー。同文芸部を含む24校32チームが勝ち抜き、俳句甲子園への切符を手にした。

 今回、出場するのは同文芸部部長で3年の菅原雅人さん(18)、平こころさん(18)、安田浩志さん(18)、大久保美咲さん(17)、2年の村上陽(はる)さん(16)。

 5人は投句審査用の課題とされた夏の季語4題「片蔭(かたかげ)」「清水」「空蝉(うつせみ)」「茄子(なす)」についての俳句を提出済み。全国から寄せられた俳句の中から選ばれた上位4チームが7月13日に発表され、8月の準決勝へと進む。

 部員たちは現在、作品の充実度に手応えをにじませつつ、期待を膨らませている。菅原さんは「予選からクオリティーの高い作品作りを心掛けてきた」と振り返り、「上位4チームに選ばれても、同じ姿勢で臨むだけ」と話す。

 平さんは「題をそのまま詠むだけでは、ありきたりな俳句になってしまう。なるべく発想を広げるよう工夫した」と明かし、これまでの応募作についても「自分でも納得のいくものを作れたと思う」と語る。

 準決勝、3位決定戦、決勝は8月22日に行われる。

 
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