Freeミステリーメインにリニューアル キリストの里伝承館(新郷)

展示物などをリニューアルしたキリストの里伝承館
展示物などをリニューアルしたキリストの里伝承館

新郷村戸来野月のキリストの里公園内にある伝承館がリニューアルし、24日に今季の営業を開始する。改装後は、村に伝わる謎多きミステリーをメインテーマに据え、関連する資料やビジュアルを展示。“神秘の里”に息づくロマンを存分に楽しむことができる。

 リニューアル後の館内では、ゴルゴダの丘で磔(はりつけ)の刑に処されたはずのイエス・キリストが刑を逃れて日本に渡り、現在の新郷村で106歳の生涯を閉じた―とされる「キリスト湧説」などを詳しく解説する説明板を設置した。

 巨岩怪石からなる大石神ピラミッドや、第98代長慶天皇が敵の追跡を逃れて村内で崩御したという「長慶天皇伝説」について紹介するコーナーも設けた。

 このほか、キリスト伝説が湧き起こった後、現地調査を行った古代史研究家で画家の鳥谷幡山(とやばんざん)(七戸町出身)の絵画や、イスラエルから友好の証しとして村に贈られた「エルサレムストーン」も展示。第1回キリスト祭で配られた手拭いの復刻品など土産物も充実させた。

 同館を運営する村ふるさと活性化公社の角岸秀伸事務局長は「キリスト渡来伝説などに関する展示物を増やしたので、新郷に伝わる伝説とロマンを体感してほしい」と話している。

 開館時間は午前9時~午後5時(水曜休館)。入館料は大人200円、小中学生100円で、未就学児は無料。

 
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